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更新日 2014年5月28日(水曜日)

収穫体験 その2 ~そら豆~

みなさん、こんにちは!

今回は、先週末に行われた、そら豆の収穫体験の様子をご紹介します。
 

昨年に引き続き、今年で2年目となるそら豆の収穫体験。

リピーター率も高く、口コミで評判が広がっているそうです!


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こちらの旗が目印です。
収穫体験用に作付けされた専用の畑で収穫体験が行われます。


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受付で袋を受け取って、各自が自由に畑の中で収穫を楽しみます。


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収穫体験の常連の男性。
まるでプロの農家の方のような本格的な装備に、気合いを感じます。


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小さなお子さん連れの方も多くいらっしゃいました。



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そら豆は、天に向かってサヤをつけるので、「天豆(そらまめ)」と呼ばれるようになったそうです。
ちなみに、この写真のそら豆は、ちょうど枝豆くらいの大きさです。

農家の方によると、このくらいで収穫すると、サヤごと茹でて食べることができるそうです。

市場に出回ることはまずありませんので、生産者ならではの贅沢な楽しみ方ですね!



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実が充実してくると、サヤが下向きに垂れ下がっていきます。

この様に、筋が黒くなったものが完熟の目安だそうです。

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こちらは、珍しい4個入り。

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収穫したそら豆を満足気に抱える女性。

笑顔が眩しいですね!
 


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昨年に引き続き、都内から参加されたこちらの男性は、2袋を収穫。
 

「土に触れる感覚が懐かしく、気がついたら夢中になって収穫していました。また参加します!」

と語る笑顔が印象的でした。




②

そら豆の横に定植された絹さや。

こちらは、参加者の方が自由に収穫することができるサービスです。

そら豆同様、みなさん夢中で収穫を楽しんでいました。



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収穫や見極めのコツを、丁寧に農家の方がレクチャーして下さいます。

参加された方も、興味津々で聞き入っていました。

生産者と消費者が直接触れあう機会だからこそ、生まれる交流です。



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こちらは、農家の方々が持ち寄った野菜。

少しでも野菜の美味しさを伝えたいとの想いから始まったサービスです!



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採れたてのそら豆もサヤごと炭火焼きに。

茹でたものとはひと味違い、ホクホク感と香ばしさはまるで焼き栗のようでした!

改めて「そら豆って、こんな味だったんだ!!」と再確認しました。



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こちらは、ネギの丸焼きです。

芯の部分だけを贅沢に味わいます。

トロトロの食感と甘みは、思わずネギ嫌いのお子さんもおかわりをした
というエピソードがあるのも納得の感動の味でした!

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談笑するスタッフのみなさん。

日頃の農作業は、個人や家族単位で行われるため、このように共同で作業をする機会は少ないのが現状ですが、

これからの農業の在り方を考えたとき、このような形もヒントになるのではないかと感じました。

何より、農家の方々の和気あいあいとした雰囲気が印象的でした。

今回、収穫体験が行われたのは、柏市金山地区にあります。

こちらの地域は、市街化調整区域となっているため、豊かな自然が残る美しい環境です。

同時に、過疎化が進み、後継者不足や耕作放棄地の問題も抱える地域でもあります。

課題は山積していますが、今回の収穫体験のような企画は、
マイナスの課題をプラスに変える大きなヒントになるのではないかと感じます。

改めて、農業という産業について、土地を所有する農家だけの問題ととらえずに、
様々な立場の方がいっしょに考え、取り組むことの必要性と可能性を感じました。

今年のそら豆の収穫体験は終了しましたが、この後も様々な収穫体験が企画されています。

6月には、枝豆の収穫体験が行われるそうです。

特に、豆類は鮮度が命ですので、ぜひ参加して採れたてを味わってみてください!



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○収穫体験に関するお問い合わせ先
(株)農菜土(のうさいど)

tel/fax 04-7137-7318

更新日 2014年5月20日(火曜日)

ミツバチと農業 ①

みなさん、こんにちは。

今回は、古くから人間と関わりの深い昆虫、「ミツバチ」についてご紹介します。

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ここで簡単にミツバチについて復習してみましょう。
 

ミツバチは、花の蜜を加工して蜂蜜を作ることで知られ、古くから人間は蜂蜜を食料としてきました。

さらに、ミツロウやローヤルゼリー、蜂の子など、食料としてのみならず、ミツバチから多くの恩恵を受けてきました。
 

ここまでは何となく想像がつきますが、意外と見落とされがちなのが、ミツバチが果たす受粉の役割です。

農業の分野でも、ミツバチは大活躍なのです。

(ミツバチ以外のハチや昆虫も、もちろん受粉の役割を果たしています)
 

いろいろと人間の役にたっているミツバチですが、ハチというだけで

「こわい!、危ない!!」

という印象を持つ方がほとんどではないでしょうか?

私も最初はそのような印象をもっていましたが、

実際に間近で見てお話をうかがうと、それらは全くの誤解だということが分かりました。
そもそも「なぜ刺すのか?」という視点が完全に欠落していました。

ミツバチに関して言えば、攻撃されたと認識しなければ闇雲に人を刺すことはありません。


そんなミツバチですが、現生種は世界で9種とされており、

日本では在来種のニホンミツバチとセイヨウミツバチの 2種が飼育されています。

私たちが口にする農作物の中でも、イチゴやメロン、梅、サクランボ、カボチャなどなど、

ミツバチの力をかりて受粉が行われている農作物が多くあります。
このブログでも、以前イチゴ農家の方の畑をご紹介しましたが、
そちらでもセイヨウミツバチの巣箱が設置されていました。
 

ちなみに、明治時代に養蜂用に輸入されたセイヨウミツバチは、養蜂場で購入することが可能ですが、

在来種であるニホンミツバチは、養蜂場ではほとんど飼育されていないため、

手に入れるには自分で捕獲する必要があります。
 


今回は、分蜂(ぶんぽう)といって、春先に新しい女王蜂の誕生に伴い、
群れを増やすために古い女王蜂が巣から働き蜂と共に飛び立つ様子をご紹介します。

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何の変哲もない植栽の中に分蜂したミツバチたちがいました。
 

①

近づくとこのように群れになって固まっています。

見慣れない方は驚いてしまうかもしれませんが、こちらが危害を加えなければ危険なものではありません。

これからこのミツバチたちを巣箱に保護します。
 

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今回は、ミツバチが固まっている木をノコギリで切って、まるごと巣箱に入れる作戦です。

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木を切る衝撃で、多少ミツバチが飛び回りますが、刺されることはまずありません。

この箱に入れて保護します。

ちなみに、これはニホンミツバチ用の巣箱で、セイヨウミツバチ用は構造が違います。

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切断が完了。まるで松明(たいまつ)のようです!
 

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簡易的に枝ごと巣箱に入れて蓋をしめておきます。

しばらくすると、中にいるミツバチたちが仲間を呼び寄せるため、外で飛び回っているミツバチたちが

自主的に巣箱の中に入っていきます。
 

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巣箱の周りにミツバチたちが集まってきました。

手前にミツバチが出入りできる入り口があり、そこからどんどん巣箱に入っていきます。


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この間、人間はじっと見守っているだけです。

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ほとんどのミツバチたちが巣箱に入りました。

この間、約30分ほどでしょうか。

あっという間の出来事でした。


私以外にも、見学をしている方がいらっしゃいましたが、

最初はみなさん恐る恐る距離をとって見守っていましたが、

ミツバチが闇雲に人を襲わないことが分かり、さらにはその賢い行動に目を見張っていました。

虫に詳しい農家の方にお話を伺ったところ、ミツバチだけではなく、
害虫と呼ばれている虫にもなんらかの役割があることを教えて頂きました。
 

害虫や益虫という視点は、まさに人間から見て有益かどうかという一方的な視点であることを改めて感じました。

(こちらの保護されたミツバチたちは、しっかりと飼育され、農業用や観察用などに利用されます)


ミツバチに関しては、とてもとても奥が深く、今の私の浅薄な知識では満足にご紹介しきれないのが実状です。

ミツバチのみならず、農業という産業はとても奥が深く、日ごろ何気なく口にする食べ物の背景にも、
数々のストーリーがあることを知りました。

ミツバチに関しても、農業に関しても、まだまだ知らないことだらけですが、

だからこそ、お伝えできることもあると信じて、今後も発信していきたいと思います。

更新日 2014年5月14日(水曜日)

根芋(ねいも)~食べ方編~

みなさん、こんにちは!

今回は、全国でも柏市でしか生産されていないとされている野菜、根芋(ねいも)の話題をご紹介します。

以前、このブログでご紹介したところ反響が大きくとても嬉しく感じる一方で、

「食べ方が分からない」という声も多く聞かれました。

そこで今回は、根芋農家の石井さんのお宅で根芋料理をご馳走になりつつ、お話を伺ってきました!


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こちらは根芋の畑です。

緑の新芽が顔を出しています。

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この様に掘って収穫します。

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こちらは、洗浄、計量後に綺麗に束ねた根芋です。

この様に積み重ねて水を切っています。

この後、袋詰めと箱詰めをして出荷されます。

では、いよいよ食べ方のご紹介です!

①

こちらは、根芋の甘酢漬け。

生のままアク抜きをして、一晩甘酢に漬けたものです。

さっぱりしていて、サラダ感覚で食べられます。

まとめて作り、冷蔵庫でしばらく保存できるので便利です。

②
こちらが根芋の酢味噌和えです。

シャキシャキとした食感が残り、甘めの酢味噌との相性は抜群です。

根芋自体の味は淡泊で、独特の食感がクセになります!

生の根芋を漬けた甘酢漬けとは全く違う食感で、どちらもとても美味しかったです。

この様に、とっても美味しい根芋ですが、どちらのお料理もしっかりとアク抜きをして調理します。 
根芋はアクが強く、しっかりアク抜きをしなければ生で食べることが出来ません。

このアク抜きが難しいと感じる方が多く、根芋購入のハードルを上げているのではないでしょうか。

アク抜きの方法は主に3つ。

①海水程度(濃度3%)の塩水に晒す。

②酢を入れたお湯で加熱する。

③煮込む。(よく火を通すとアクが抜けますが、シャキシャキした食感は損なわれます)

 

今回は、②の方法の行程をご紹介します。(酢味噌和えは②でアク抜きをします)


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先ず、根芋は7㎝~8㎝長さ、4㎜~5㎜厚にカットします。

このサイズが酢味噌和えや甘酢漬けに使用されるサイズです。


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沸騰したお酢入りのお湯に入れて火を通します。

この様に、根芋は浮いてきてしまいますので、万遍なく火が通るように加熱して下さい。

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加熱時間は5分。

加熱を開始して3分経過後、時間を見ながら味見をしたところ、一部アクが抜けきっていない部分がありました。

加熱すればするほど、シャキシャキの食感から、トロッとした食感に変わります。

食感を残したい場合、なるべく加熱時間を短くしたいところですが、

アク抜が抜けるタイミングも考慮すると5分が妥当ではないかと思います。

(根芋の大きさ、厚さにより、加熱時間は変わります)

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アク抜きが完了した根芋。

タッパーなどの容器で保存して、食べる直前に酢味噌をかけて頂きます。

この状態で保存しておくと、炒めものに利用したり、スープやお味噌汁に入れたり、用途が広がります。
 

アク抜きの作業は、決して複雑ではなく、仕上がり具合のコツを掴んでしまいえばとても簡単にできてしまいます。

今回ご紹介した②の方法の他、①の方法は塩水に30分程度晒す方法、③のしっかり加熱して火を通すやり方もあります。

お味噌汁やスープの具、お鍋の具などの煮込み料理の場合は、アク抜きなしで調理が可能です。

しっかり加熱した根芋はトロッとした食感に変わり、とても美味しいです。

根芋の生産は5月一杯でいったん終了し、10月頃から再開されます。

根芋の場合、シーズン通して価格は安定せず、出始めと最盛期では3倍以上の値段の差になることもあるそうです。

現在は、ほとんどが東京の市場に向けて出荷されているため、相場の影響を大きく受けてしまいますが、

需要が増え、市内直売所などでの取り扱い量が増えれば、ある程度の安定価格で販売することも可能になると思います。

柏では例年3~4月に直売所でしか販売されない予定なので、実は今の時期は買うことが出来ないんです。

口にした経験のない食材に手を伸ばすのは勇気がいりますが、

来春はぜひ機会があれば、柏市で生産されている貴重な根芋を味わってみて下さい。

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更新日 2014年5月1日(木曜日)

体験農園 ~ベジフレ高柳 その2~

みなさん、こんにちは!

ゴールデンウィークはいかがお過ごしでしょうか?

今回は、先日高柳にオープンした体験農園、「ベジフレ高柳」の様子をご紹介します。


 

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目印の看板がお出迎え 。
前回は更地でしたが、この1ヶ月ですっかり様子が変わっていました。


 

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この様に、区画ごとに看板が立っていて、
自分の畑がすぐに分かるようになっています。

全ての区画に、同じものを同じ間隔で定植しているので、
見た目も整然としています。
1ヶ月前とは見違えるほど、畑らしくなってきました。!



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この日に定植予定の苗です。

夏野菜の苗を定植します。

収穫は7月頃の予定だそうです。

 

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プロの農家の方の講習が始まりました。

野菜の手入れの仕方や豆知識を、参加者のみなさんは真剣に聞き入っていました。

農業の知識や経験のない参加者の方も安心です。
 


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講習が終わると、各自が作業をしていきます。

現在は、まだ雑草も少ないようですが、次第に草取りも重要な仕事になります。

 

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鍬を持つ姿が凜々しいですね!
 


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参加者の中には、お子さん連れのご家族が多くいらっしゃいました。
土に触れる経験や、野菜の育つ課程を観察することは、
食育の面でも大きな意味があるのではないでしょうか。

 

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お水をあげたり、草を抜いたりする作業は、各自が都合のよい時間に訪れて作業をします。

土曜日の講習日にまとめて作業をする方が多いそうです。

もちろん、平日の都合の良い時間に訪れて作業をするのも自由です。


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こちらは、地元柏産の野菜達。

季節的に今は野菜の種類が少ない時期ですが、それでも多彩な地元野菜を目にすると、

その彩りに驚きの声が上がっていました。
 

自ずと、自分の畑の収穫に期待が高まります!
 

この日は、作業終了後に「食の交流会」が開催され、
バーベキューやサラダ、ポトフなどの手作り料理が振る舞われました。
 

体験農園がオープンして間もないためか、最初は会話も少なくぎこちない様子の参加者の方々も、

食事を囲むうちに会話が弾み、和気あいあいとした雰囲気に包まれていくのが印象的でした。
 

改めて、「食」の体験を共有することの意義を実感しました。
 

ちなみに、ベジフレ高柳では、年に何回か「食の交流会」を予定しているそうです。

次回は、この畑で育った野菜が振る舞われるのでしょうか。

とても楽しみです!


 

育てること、調理すること、食べること。

個別の作業にみえるこれらの行為は、実は全てがつながっていて、

それらは、多くの人の労力や想いが蓄積された結果であるという事実について、

日常の生活から肌で感じる機会は少なくなってしまったのかもしれません。
 

だからこそ、この体験農園という場が、生業としての「農業」とは違った観点で、

「農」や「食」について考えるきっかけになることを期待します。

 

まだ始まったばかりの体験農園ですが、この先1年を通じて、

作業の楽しみ、収穫する喜び、時には挫折を経験することもあるかもしれません。
 

きっとどの経験も、参加者のみなさんにとって、今後の食への関わり方のヒントになるのではないでしょうか。

野菜の成長とともに、体験農園そのものの成長が楽しみです。

今度はぜひ、収穫の頃に伺います!!
 


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