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更新日 2014年3月28日(金曜日)

JAちば東葛 小かぶ研究会 品種検討会

みなさん、こんにちは!

今回は、柏を代表する野菜である「かぶ」の品種検討会の様子をご紹介します。
 

品種検討会とは、数品種のカブを同じ条件下で栽培し、

その生育状態や食味など様々な項目で点数をつけて意見を交換する会です。
 

この検討会で試験されるカブは、開発途中の品種である場合も多く、

商品名もついていない状態で各種苗会社から提供を受けて栽培されます。
 

今回、試験された品種は全部で7品種。

その内3品種は、すでに商品化されている品種ですが、

比較の参考に栽培されています。
 

この品種検討会は、各農協の生産部会や研究会単位で行われる場合もあれば、

県が主催する場合もあります。


これまで、柏はかぶの生産量日本一です!と何度も繰り返してきました。
そんな柏のかぶも、実は様々な品種が作付けされています。

また、各種苗会社では常に新品種の開発に取り組んでおり、

次のシーズンにどんな品種を作付けするのか、

食味だけではなく、出荷先や流通方法の違いなど

各自が自分の農業経営の方針に合った品種を選択するためにこのような検討会が行われます。
 

1
この日はあいにくの雨でしたが、千葉県農業事務所、JA関係者、種苗会社、
生産者の方々が採点をしていきました。

評価は、肥大性、玉の形状、軸、葉の色合い、玉のそろい、食味、畑での形状の7項目で行われますが、

この日は雨で畑に入ることが出来ないために、6つの項目で採点が行われました。



②
ちなみに、私も評価に加わりましたが、一見すると同じように見えるカブも、

本当に個性があることが良く分かりました。
それぞれに特徴があり、玉がとても柔らかく糖度も高く、まるで柿のような食感のカブもあれば、

適度に固さもあり、葉も状態も綺麗で玉揃いも安定しているものもあります。

また、病気への耐性が強化されているものもあれば、生育が早く、収穫までの時間が短縮されるものもあります。

本当にそれぞれに違いがあります。
 

今回改めて、品種ごとの特徴は決して優劣ではなく、

何を基準にするかということで評価が変わるのだと改めて感じました。
 

例えば、生で食べる場合と加熱する場合では、最適な品種も変わります。

また、安定供給のためには、大規模に作付けし効率良く出荷する必要があるために、

食味よりも玉や葉の安定感が求められる場合もあります。

直売所で販売する場合と、市場に出荷する場合でも変わります。

生産者の方々は、各自の農業経営の方針に最適の品種を選択し作付けすることで

ロスを減らしたり、収量を上げる工夫を重ねていることが分かりました。

もちろん、単一品種だけを作付けしているのではなく、

同じカブでも、直売用だったり、畑の場所の条件に合わせて工夫をされています。


消費者からすると、品種にまでこだわって選択することは
難しいのかもしれませんが、直売所に並ぶものとスーパーに並んでいるものを比べてみるだけでも、味の違いが分かるかもしれません。
 

まだまだ知らないことだらけですが、柏を代表するカブについて、
もっともっと勉強していきたいと改めて感じました!

更新日 2014年3月20日(木曜日)

体験農園 その1 ~ベジフレたかやなぎ~

みなさん、こんにちは!

今回は、柏市高柳にこの春オープンする体験農園をご紹介します。

そもそも、体験農園ってなに?という方のために、簡単にご説明します。

市民が農業に触れる機会として、柏市内にはさまざまな選択肢があります。

以前このブログでもご紹介した収穫体験というのは、
農家の方が育てた野菜などの収穫のみを体験するものです。
 

一歩進んで、自分で育ててみたいという方のためにあるのが体験農園です。
 

体験農園も大きく分けて2種類あり、

場所だけを借りて、自分で自由に作付するタイプの農園は市民農園と呼ばれています。

ここでご紹介する体験農園は、
プロの農家の農業指導と苗や種もセットになったタイプで、
初心者でも失敗なく野菜を育てることが出来るため、
近年人気が高まり注目度もアップしています。
 

柏市内にも、いくつかの体験農園がすでにオープンしています!
(詳しくは、広報かしわ2月1日号を覧ください)

今回は、この春に高柳駅の近くにオープンする「Vegefre(ベジフレ)高柳」の園主である伊藤さんにお話を伺ってきました!


①
園主の伊藤さん。
伊藤さんのお宅は、代々高柳で農業を営んできました。
近年、高柳も都市化が進み様々なニーズに応えるべく、

農林水産省「農」ある暮らしづくり交付金を受けて、

体験型の農園をオープンさせることになりました。
 

「ベジフレたかやなぎ」の名前は、

「ベジフレ=ベジタブル×フレッシュ&フレンド」

”新鮮な野菜”と”野菜でつながる仲間たち”という意味で、
地元高柳中学校の生徒のみなさんが名付けたそうです。

こちらの農園の特徴は、駅から徒歩3分という便利な立地と、

週1回の講習で無農薬の農業体験ができることから、

小さなお子さん連れにも安心して参加して頂けること。

また、虫についても学べるそうです!

では、駅からの道のりをたどってみましょう!

③
こちらが高柳駅です。

⑤

改札を出て正面から左手に曲がります。

⑥
駐輪場を右手に、路地を歩くと左手に線路がみえます。
 

⑦
線路の横を通過して、踏切を右手にまがります。

②
ここを右に曲がります。

この位置で待っていると、東武野田線の列車を間近で撮影可能です。
4月からは東武アーバンパークラインというカッコいい名前に変わることで話題になっていますね!

⑧
左手に看板が見えてきました。

⑨
横断歩道を左に渡ると、もうそこは農園です!

ここまでわずか3分!!
 



⑩
こちらのカワイイ看板が目印です。

すぐ裏側に高柳近隣センターもあります。

ただいま、入園希望者を募集中とのことで、

畑にはまだ何も作付されていませんでしたが、
今後この畑がどのように変化していくのかとても楽しみです!

体験農園は様々ですが、伊藤さんのお話を伺っていて感じたのは、

多世代のコミュニティーの交流が盛んな高柳という土地の特徴でした。

近くにある近隣センターでは、多世代交流のコミュニティカフェもあり、

地域内の交流やイベントが盛んに行われている高柳ならではの、
地域の人が関わり、支える農園になるのではないかという期待を感じました。
 

単純に畑を借りて農作業をするというだけではなく、

地域の方との交流や、畑でであう人たちとのつながりこそが、

体験農園の大きな魅力なのではないかと思います。

プランターで野菜を栽培したり、
収穫体験とは違った角度で農に関わる選択肢があるということは、

柏の農業のフィールドの幅広さを物語っているのではないでしょうか。
 

オープンが楽しみです!


今後も、市内各地の体験農園、農業体験などの情報をご紹介していきたいと思います!

 

ベジフレたかやなぎ

04-7105-3419

更新日 2014年3月14日(金曜日)

かしわ市民大学 第3期生修了式

みなさんこんにちは!

今回は、先日行われた平成25年度かしわ市民大学修了式の様子と、

農×食クラスの皆さんが取り組んだ

「柏の農と食をお弁当で表現する」という課題の成果をご紹介したいと思います!
 

今年度かしわ市民大学は、3期目を迎え、全3クラスが開講されました(詳しくは、かしわ市民大学の平成25年度開講クラスをご覧ください)。

その中の一つが柏の農業と食をテーマにしたクラスです。
 

学生の皆さんは、年齢も性別も所属もバラバラで、

柏の農業や食への関わり方も関心度も温度差がある中でのスタートでした。
 

また、お弁当という漠然とした課題に不安を抱えていた方も多くいらっしゃったと思います。
 

そんな中、前半では柏の農業の現状、フィールドワーク、各方面でご活躍の講師の先生のお話しを伺いながら、

それぞれの視点で理解を深めていきました。

後半は、グループワークを中心に各チームがテーマを設定してお弁当の試作に取り組みました。



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『サラ弁かしわ』チーム
柏が生産量全国1位を誇るカブやネギ、ほうれん草を中心にレイソルカラーのご飯や、

パンまで入ったボリューム満点のお弁当です。
名前の通り、サラリーマンの方に柏の魅力を知っていただきつつ食べてもらうというのがコンセプトです。
「柏駅の駅弁として、柏の魅力を発信できるような商品を開発できれば」との期待も込められています。


4
『FOY(フォイ)』チーム
か・し・わ をテーマにしたお弁当です。
か=かぶ

し=しいたけ、ショウガ
わ=和、輪、環 
をテーマに、お弁当箱の形も輪にこだわりました。

ご飯は柏のキャラクター「カシワ二」をかたどったキャラ弁風に。

柏産食材にこだわった結果、食材を求めて市内を探し回り、

最終的に7割以上を柏産でまかないました。



5
『Iyot(アイヨット)』チーム
柏の三大野菜であるカブ、ネギ、ほうれん草

三大果物であるイチゴ、ブルーベリー、梨を使用し、

柏の魅力を楽しく伝えるよう工夫しました。

カブをモチーフにしたお弁当箱はなんと手作りです!



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前半のフィールドワーク

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講義中の様子

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グループワーク

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試作会の風景

1
研究発表当日

12
クラスの代表が、学長から修了証を受け取りました。

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当日、ご来場のみなさんにご協力頂き、各チームのお弁当のコンテストを行いました。

市民大学推進委員長より、賞状を受け取りました。


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最後は、1年間を通じて学んだことを基に作ったお弁当をテーマに、
各チームが発見した柏の農業や食の魅力をまとめることができました。


約1年間、私が関わらせて頂いた率直な感想は、
コーディネーターとしての未熟さや、講座運営の課題は承知の上で、
「楽しかった!、やって良かった!!」という想いです。
 

思えば、1年前は柏の食材に関心が薄かった方。
料理は全くしませんと言い切る方。

生産者の方にまで想いが及ばなかった方。

そんな学生のみなさんが、

自分自身の日常生活の中に少しづつ、

柏の農業や野菜を取り入れることで、

それぞれが柏という街自体に興味や関心を深め、

活動の幅を広げて行かれる様子を見せて頂けたことは、

私にとって大きな感動であり、自信につながりました。

「柏の野菜が、他人ごとから自分ごとに変わりました」

ある学生さんの言葉が印象的でした。

この1年の最大の成果をあげるとすれば、

一人ひとりの日常の中に、食を通じて柏への愛着が生まれたことではないでしょうか。

市民大学の講座は修了しましたが、

ここからが本当の意味でのスタートです。

この講座を通じて出会った人とのつながりを大切に、

それぞれが各自の環境で、さらに興味や関心を深め、
活動の幅を広げていかれることを期待したいと思います。

もちろん私も、皆さんと一緒に柏の農業と食をテーマに活動していきます!

最後に、受講して下さった学生の皆さん、講師の先生方、スタッフの皆さん、

一年間ありがとうございました!!



3
農×食クラスの学生のみなさん
(当日、残念ながら1名の学生さんが病気の為に欠席されました。)
 

更新日 2014年3月7日(金曜日)

お餅つき

みなさん、こんにちは。

柏市内の直売所では、1年中つきたてのお餅を購入することができます。

今回は、お米農家の村越さんの加工場にてお餅つきの様子を見学させて頂きました。



村越さんのお宅では、約3.5haの水田でお米を栽培しています。

そのうち約半分の1.6 haで餅米を栽培し、自家製のお餅を製造、販売しています。

お餅の販売は、お父さんの代から60年以上続いているそうで、

昔は杵と臼で毎朝ついていたそうですが、現在は機械化されて負担も軽減されています。
(現在は、7、8、9月を除き販売しています)

 

①
こちらが餅米を蒸すセイロです。

夕方のお餅つきに合わせて、朝からお米を洗って浸水しておきます。

30分ほどで蒸し上がります。

②
蒸し上がったお米をこちらの機械に移して搗いていきます。

2分30秒でお餅が搗きあがります。
手前のミニ扇風機で送風しながら搗いていきます。
 

⑥
手早く軽量し、こちらの木枠に入れてプレスします。

③
このようにシート状ののし餅が出来上がります。

⑤
1つ1つ袋にいれて、専用の木箱に収めて冷まします。

翌朝、冷めてからカットして直売所に並びます。
 



⑧
こちらは、玄米餅用の玄米餅米が蒸し上がったところです。

これから機械に移して、白いお餅と同様に作業します。

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こちらは、草餅です。


⑪
こちらは、豆餅。

自家製の豆を塩のみで炊きあげ、たっぷりとお餅に混ぜ込みます。

これだけの量の豆を入れることができるのは、自家製の原料だからと仰っていました。

とっても贅沢です!

 

⑫
出来上がった豆餅は、なまこ型に成形して販売されます。

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恒例の試食タイム!
やはり、美味しさをお伝えしなければなりません!!
 

⑭
手に持った瞬間から、搗きたてのお餅の温もりが手に伝わります!
モチモチの柔らかい感触もたまりません!!
 

さっそく口にしてみると、なんとも言えない柔らかさと、甘さと、豆のホクホク感とが口いっぱいに広がります!!!

何も味付けしなくても、お餅の甘さを実感。

本当に、これは食べてみないと分からない感動です!!

今回、見学させて頂きながら感じたのは、お餅つきという作業をするための下準備や段取り、

また、終わった後の片付けなど、目に見えない仕事の大切さでした。

村越さんのお宅では、ご家族4人でこの作業を毎日こなされているそうですが、

本当にびっくりするくらい手際がよく、あっという間に作業が終了してしまいました。

1つ1つの機械も機材も、とても丁寧に扱われているのが印象的でした。

目に見えない部分にも変わらずに手をかけ、想いをこめる姿勢は、きっと味にも商品にも反映されているのではないかと思います。

柏市内の直売所では、1年中店頭で搗きたてのお餅を購入することができます。

味も種類もバラエティーに富んでいますので、ぜひ足を運んで購入してみてください。

それぞれの農家の方により、特徴が違いますので、私も食べ比べてみたいと思います!