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更新日 2013年11月27日(水曜日)

赤と緑が似合う季節がやってきます!!

 

今年も残すところ1ヶ月と少しとなりました。

街にはイルミネーションが光り、どことなく街も人もソワソワしているような雰囲気です。
やっぱり、赤と緑が似合う季節がすぐそこまで来ているから?!
かく言う私も、ドキドキワクワクが止まりません!



 
 

という訳で、今回は一足早くみなさんお待ちかね赤と緑のあれをご紹介します!

 


 

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柏市内には、現在約16軒ほどのいちご農家があり、ほとんどの方が直売形式での販売を行っています。
また、半分ほどの農家では摘み取りも行っており、ブルーベリー、梨に続き狩りのシーズン到来に胸が躍ります!!
 

実際には、イチゴの出荷が始まるのは12月からで、年内は洋菓子店やレストランなどでの需要が高く、収量も少ないために直売所でも手に入りずらい状況が続きますが、年明けからは一般向けにいよいよイチゴ狩りが始まります。


今回は、柏市内で一番大きなイチゴ農家である「そのべ農園」さんをご紹介します。
ちなみに、まだイチゴの実はついておらず、花が咲いている状態です。これから1ヶ月程度で次々とイチゴの実が成熟し、赤らんできます!


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先日の台風の際には、この畝が冠水するギリギリまで水が入ってしまったそうです。
幸いにも冠水を免れ、イチゴの生育には影響が出ていないそうです。
ホッとしました!



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そのべ農園さんでは、10数年前からイチゴ栽培を始めたそうです。現在は、土耕栽培と水耕栽培の2種類の栽培方法に取り組んでいます。

土耕栽培の畑は直売用で、酸味と甘みのバランスが良く見た目も綺麗な女峰(にょほう)という品種にこだわって栽培しています。
イチゴは、農作物の中でも品種の入れ替わりが早く、どんどん新しい品種が開発されています。
以前は東日本での主流は女峰でしたが、全国的にも現在では女峰の作付をしている農家は希少です。

ハウス栽培が主流となっている現在、同一の品種を同じ場所で作付し続けることで病害虫発生のリスクが高まるなど、常に栽培技術の研鑽と地道な努力が要求される作物だと感じました。




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数年前から水耕栽培の施設を導入しています。
こちらは、摘み取り(いちご狩り)専用です。

都市近郊の柏では、観光農業への需要も高まっておりシーズン中は団体客など多くのお客さんが訪れます。

水耕栽培の施設では、目線の高さでいちご狩りができることや、小さなお子さんやお年寄り、また体が不自由な方にも配慮された設計で、車いすやベビーカーの方も気軽に体験できることがメリットです。

また、数種類の品種が定植されていて食べ比べるのも楽しみです!



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こちらは、活躍中のミツバチ達です。
実は、農業とミツバチは切っても切れない関係にあります。
以前は「蜂、恐い!」と思っていた私ですが、蜂は非常事態が発生しない限り闇雲に人間を襲うことはありません。
それどころか、実に勤勉で忠実な仕事振りを目の当たりにし、今は好感と尊敬の念を抱いています!

ミツバチのお話しは、ぜひ改めて別の機会にご紹介したいと思います。



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農業にはとても大切な要素である土づくり。こちらでは、米ぬかをベースに自家配合で堆肥を作っています。堆肥は、微生物の力を借りて有機物を発酵させて作ります。微生物も生き物なので定期的に切り返しをして空気を入れていきます。この作業は重労働で、作付面積の多いそのべ農園さんでは、重機を使って作業をされています。

 

 


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そのべ農園さんに限らず柏のイチゴ農家の方々は、それぞれに工夫を重ね美味しいイチゴを栽培するべく日々努力をされています。
イチゴはデリケートな作物で傷みやすく、市場に長く流通させる為には未熟の状態で収穫し流通段階で追熟していきますが、直売がメインの柏のイチゴは完熟のイチゴを新鮮な状態で味わうことができます。

ぜひ、シーズンが到来したら直売所を巡って柏のイチゴを食べ比べてみてください!
 
今からとても楽しみです!!
 

柏いちご 直売所マップ(PDF形式:2,255KB)

 ※市内の16軒が紹介されています!

更新日 2013年11月19日(火曜日)

たまご

 

みなさんの食卓に欠かせない食材である「たまご」。

柏市内には、現在2軒の養鶏農家があります。
今回は、その一つ、柏市南部の藤ヶ谷にある「向台ポートリー」さんをご紹介します。


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正直、身近に養鶏場があることに少し驚きつつ、ドキドキしながら向かいました。

こちらの看板が目印です。敷地内には直売所もあります。

産まれたての新鮮な卵が並びます。

新鮮な卵を求めて、常連さんは直接直売所を訪れる方も多いそうです!

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続いて、養鶏場の様子です。
こちらでは、常時約7万羽強の鶏を飼育しています。
毎日約5万個の卵を出荷するそうです。
通常、元気な鶏は一日に一個の卵を産むそうですが、鶏にも個性があり、のんびりマイペースの鶏は自分のペースで卵を産むそうです。また、若い鶏、ベテランの鶏も卵を産むペースは一律ではないそうです。


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最盛期の鶏。鶏冠も立派です。
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若い鶏。まだ鶏冠は未完成です。




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こちらの養鶏場では、主に2種類の鶏舎があり、完全オートメーション化された鶏舎では、餌やりから卵の集荷、選別まで機械化され、効率的に出荷できるようになっています。約20年前のシステムで、最近ではもっと進んだ機械があるのだそうですが、はじめて見た私には十分驚きでした!


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鶏舎の中にはたくさんの鶏がいてその数に驚きますが、7万羽という数は養鶏業界では少ないそうで、地方の産地では数十万羽規模の養鶏場が普通だそうです。

都市化が進む地域では、住宅地との兼ね合いでどんどん畜産関係の農家は減っていて、規模も小規模になるそうですが、数で勝負するのではなく珍しい品種の鶏を育てたり、餌に工夫を凝らしたり、直売所を充実させたりと、様々な工夫をされている様子が印象的でした。

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後継者である息子さんです。 

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こちらは、12月にプレオープン予定の新しい直売所です。
新鮮な卵を使ったソフトクリームやスイーツ類、TKG(たまごかけごはん)の提供も考えているそうです。こちらも、前回ご紹介した杉野ファームさん同様、6次産業化の形です。
オープンが待ち遠しいですね!
(本格的なオープンは年明けの予定です)


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新しい直売所の方は、後継者である2人の息子さんが協力して盛り上げて行くそうです!代々の養鶏のスタイルから、将来を見据え新しいスタイルを模索する姿勢は素晴らしいと思います。
若い農家の活躍に期待したいと思います!!
☆直売所情報など、詳しくはFacebookページをご覧ください。

柏市内にもう1軒ある養鶏農家は、北部の船戸山高野の「程田鶏園」さん。卵やカステラの販売をされています。こちらについても、後日ご紹介したいと思います。お楽しみに。
 

更新日 2013年11月13日(水曜日)

6次産業化と加工のこと

いよいよ寒さも本格的になってきました。

今週は、前回、前々回の流れからして「ホウレンソウ」を取り上げるのではという予想に反して、6次産業化と加工のことについてご紹介したいと思います。

実は、今年は天候の影響でホウレンソウが思うように生育していません。最高に美味しい時期に改めてご紹介します!


さて、みなさんは6次産業化(ろくじさんぎょうか)という言葉を耳にしたことはありますか。
1次産業、2次産業、3次産業。昔、勉強したようなしないような・・・

1次産業は農林水産業。つまり農作物、畜産物の生産や漁業など。

2次産業は製造業、建築業、工業など。

3次産業は小売業やサービス業など。

1次産業に分類される農業者や漁業者が食品加工(2次産業)や流通販売(3次産業)にも業務を展開している形態を差し、1次産業、2次産業、3次産業の頭の数字をかけて6次産業という造語が作られました。

 

つまり、農家などの生産者が自ら生産したものを加工し、販売まで行うということですね。

例えば、自家製のお米でお餅を作って販売したり、野菜を漬物にして販売したり、果物をジャムにして販売したり、飲食店を経営するというのも6次産業化となります。

 

今回は、柏市内で6次産業化に取り組む杉野ファームさんをご紹介します!

 

杉野ファームさんでは、主に梨とお米を生産し、それらを加工して様々な商品を開発中です。

一例をご紹介します。

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自慢の梨を乾燥させたドライ梨やジャム、焼き肉のたれ、ドレッシングなど。どれも美味しそう!(ドレッシング、焼き肉のたれは近日発売予定です)


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道の駅しょうなんで発売中の梨のソフトクリームも杉野さんの梨を加工したものです。ドライ梨も付いています!

 

この他にも、お米を使ってお団子やおはぎ、更に米粉にしてシフォンケーキなどのお菓子類も製造されています。

 
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こちらは、加工施設の様子です。かなり本格的な設備です!




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加工を担当されている杉野ファームの杉野幸子さん。主にお米と梨の栽培はご主人と息子さんが担当し、家族で役割分担をして取り組んでいます。

現在は、主に自家製の農作物の加工がメインですが、梨の出荷時期を除いて受託加工も広げていきたいとのことでした。


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六次産業化のメリットとしては、生産者である農家が加工や流通まで一括して携わることで、2次産業、3次産業で生まれる利益を得る事ができます。また、流通、販売まで直営することで中間コストを削減することができます。その他にも、自家製の農作物をブランド化することで他の生産者や産地と差別化をすることができたり、新たな雇用が生まれる可能性もあります。

一方で、始めるためには多額の資金が必要だったり、農作物の栽培の他に、商品製造、管理、販売など農業とは全く違う分野に参入するリスクや、衛生管理などの責任も大きくなり、誰でも簡単に始められるものではないと思いました。

 

 

色々な意味で、杉野ファームさんのように、地域の農作物の委託加工を引き受けてくれる場所が増えることで、加工場を持たない生産者にとっては、オリジナル商品を生み出す大きなチャンスになると思います。また、柏という地域のブランド化にとっても大きな力になるのではないかと感じました。

「ゆくゆくは、地域の農作物の受託加工を広げることで、地域のブランド作りの一翼を担いたい」。

そんな杉野さんの夢を、私も応援していきたいと思いました!

 

(杉野ファームさんの加工品は、主に道の駅しょうなん直売所などで購入可能です)

更新日 2013年11月7日(木曜日)

カブ・ネギ・ホウレンソウ その②

 

先週に引き続き、今回は「カブ・ネギ・ホウレンソウ」の第2弾、ネギの収穫の様子をご紹介します。

 

柏で主に栽培されているネギは、関東では主流の長ネギと呼ばれているもので、主に白い部分を食べます。土から顔を出し、太陽の光を浴びた部分が青くなりますので、栽培中に何度か土寄せをして白い部分を保ちます。

都道府県別の生産量では千葉県はネギの生産量が全国1位となっており、柏市は全国5位です!

ちなみに、ネギにも種類が沢山あり、関西で主流の九条ネギや、福岡で栽培が盛んな万能ネギなどに代表されるような青い部分を食べるネギもあります。
最近では、西洋野菜のポロネギ(リーキ)の栽培も行われていて、直売所や朝市などを覗いてみる楽しみが増えますね! 

今回ご紹介するのは、主に栽培されている長ネギの畑です。先週のかぶ同様、ネギ畑も広いですね!

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このように、真っ直ぐに等間隔で整えられた畝に、整然と野菜が植えられている様子は

見た目の綺麗さだけではなく、作業効率にも影響するそうです。

確かに、畑だけではなく本棚や机周りも同じことが言えると思いました・・・



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収穫作業は、ひたすらネギを抜き、束ね、運ぶ作業の繰り返しです。
やっぱり、整った畑は作業も早いです。

みるみるうちに、トラック一杯のネギが収穫されていきます。



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これを作業場まで運び、荷物を下ろし、空になったトラックで再び畑に向かい、日が暮れるまで同じ作業を繰り返します。

最盛期は作業に追われるため、綺麗に洗浄して計量、束ねるのは畑での作業が終わった夕方以降や早朝に行われることが多いそうです。

収穫から出荷までを見ても、多くの作業を経ていることがわかりました。


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農業の現場を知らなければ、消費者側が選ぶ基準は○○農法というブランドだったり、価格だったりする訳ですが、いずれにしても、農業というのは自然を相手に作物を育て続けることであり、その背景にには多くの地道な努力が積み重ねられているのだと感じました。
それを理解することなく、店頭では農法や価格で選ぶしかないのが現状ですが、次に野菜を購入するときには、そこまでの過程を想像しながら選びたいと思います。そのほうが、きっと美味しく食べられるはずです!

一年中、食卓には欠かせないネギですが、カブ同様、旬は11月~2月頃とされています。これから寒さが厳しくなりますが、旬を迎える野菜達は美味しさを増してきます。
直売所などでは、泥つきのネギも購入することができます。こちらの方が保存性も高く、お値段もお手頃です。

シンプルに焼いても、お鍋の具でも、蒸しても揚げても美味しいネギ。ぜひ沢山食べたいです!