柏人への道(起業家)

更新日 2017年3月15日(水曜日)

かしわ起業家物語は、私たちの成長物語でもある。

今回は「かしわ起業家物語」の裏側をチラッとお見せします。
3月上旬、私たち麗澤大学の学生記者は、私たちが執筆した記事を確認されている柏市役所商工振興課の原田さん、広報広聴課の石牧さん、三好さんとの座談会を開催しました。
どうして私たち学生に、このような機会を任せて下さったのでしょうか?
行政の視点、プロ目線からのアドバイスをいただくうちに、様々なことが見えてきました。

 

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座談会の中で、印象に残った言葉が2つあります。「学生だから、聞けることがある」、「より、読み手の側に立って記事が書ける」です。
市役所の皆さんは業界の知識が既にあるために、聞き流してしまう専門用語も、私達には新鮮な用語。「それはどういう意味ですか?」と質問して記事を面白く広げられるのは学生の強みです。
取材に行く対象は、私たち学生が決めています。市のホームページをご覧になっている読み手の目線で、家の近くにあるあの工場は、「こんな素敵なものを作ってたんだ!」「モノづくりが盛んなんだ!」という発見にもつながるかもしれません。

 

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また、起業したてで自社のことを広く知ってもらいたい企業の方は、このブログを通じて、こんな気持ちで起業したのだという熱い思いを知ってもらうことができます。
そしてその情報が、これから起業したい人のヒントになるかもしれません。

 

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実は、私たち学生と市役所の方とが顔を合わせ、打ち合わせをしたのは今回が初めてでした。
それにも関わらず、目的がずれることなく全員が意識を共有していました。
お話を伺う中で、私たちの行っている広報の重要性、信頼されている責任感を改めて感じる時間でした。プロの方からの取材のアドバイスも伺うことができたので、私たちも楽しく、起業家の皆さんのプラスになるような記事を書いていきたいです。さらには、日頃から読んでくださっている皆様に楽しんでいただけるようなブログにすべく、これからも活動していきたいです。

最後に、タイトルにもある「私たち」とは?
私たち学生のことだけではありません。地域、企業、学生(大学)の3者が、この企画を通して成長していく物語、それが「かしわ起業家物語」のもう1つの魅力なのです。

 

(執筆)大島 隼人・三塚 恵

(撮影)中島 広明・高尾 美嬉

(会場)麗澤大学校舎かえで1階 学生ラウンジ

 

更新日 2017年3月1日(水曜日)

企業の卵を孵化します。東葛テクノプラザ!

今回、お話を聞かせていただいたのは、ブログでも何度かご紹介している柏のインキュベーション(起業家育成)施設である東葛テクノプラザです。以前取材させていただいた、株式会社アドバンジェンさんや株式会社A-Tractionさんなどが本施設に入居されています。

 

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Question 1

インキュベーション施設とは具体的にどのような施設なのでしょうか?

Answer1

平成10年に設立し、研究開発型の企業さんのためにオフィスや実験機器などをお貸ししています。県内の理工系の大学や産業支援技術研究所と提携しつつ、経営・技術支援など幅広い事業展開を図り、新産業の創出やベンチャー企業の育成を支援します。施設では分析機器、検査機器など約100種類の機材が揃っています。その他にも会議室やホールもご利用できます。

 

Question2

研究室や会議室の使用料が安いと聞いたことがあるのですが?

Answer2

設立5年未満の企業様には通常より2割程お安い料金で入居できる価格設定にしています。もちろん入居の際には審査があります。貸研究室は、規模や事業内容に応じて、11.9㎡~115.2㎡の8タイプに分かれていて、配線が自由なフリーアクセス設計になっています。

 

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Question 3

企業を育てるということについて、お聞かせ下さい。

Answer 3

当施設には2人のインキュベーションマネージャー(以下、IM)と6人の専任スタッフがおり、経営面の支援と機械の使い方を教えたりする技術面の支援を行なっています。例えば、銀行からの融資を受けたい、政府・自治体の支援事業に応募したいなどの際に提出する企画書やビジネスプランの書き方については経営面でのIMが支援します。

また、県内屈指の試験研究ができる機器を用意しているのも特徴で、県外の企業様でも利用可能な体制を整えています。

 

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Question 4

東葛テクノプラザ内での交流はありますか?

Answer 4

共に入居企業である株式会社A-Tractionの社長と株式会社ベルリングの社長が同じ野田出身で年も近く、もしかしたら中学校が一緒なのではと思い、2人を会わせてみたら、お互いに商売の仕方や許可の取り方など知識を共有されていました。半年くらい悩んでいたことが話したら15分で解決したということもあります。こういう施設だからこそ、交流がしやすく色んな出会いがあるんです。

それから、わずか1件ですが過去には入居企業さんの代表同士で結婚されたこともあるんですよ(笑)。

 

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インタビューの後は施設内を見学しました。18年前に建てられたとは思えないくらい綺麗でした。柏の葉キャンパス駅からバスで6分という好立地で、多くの研究型企業が集積する本施設には、支援環境だけでなく、交流の場としての価値を創出できる魅力があると実感できました。

 

(執筆)中嶋 広明

(撮影)塚原 史子

取材対象企業の基本情報(記事執筆時点)

公益財団法人千葉県産業振興センター 東葛テクノプラザ

所長:中田 裕之

住所:千葉県柏市柏の葉5-4-6

Web:http://www.ttp.or.jp/

更新日 2017年2月15日(水曜日)

頭皮から健やかに、豊かで美しい髪を!

今回は、東葛テクノプラザで研究開発を行う株式会社アドバンジェン 代表取締役 小池 浩一郎さんにお話を聞かせていただきました。

小池さんはとても紳士的なかたで、科学を使用した育毛技術について、学生の私達にも分かりやすく話してくださいました。

 

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Question 1

貴社のビジネスについて教えて下さい。

Answer1

当初は病気により毛が抜けてしまう方へ向けての毛周期の研究をしていました。その中で、長い毛を持つ哺乳類とそうでない哺乳類を調べ、遺伝子の違いを発見しました。
さらに、3000種類の植物エキスの中から効能がある4種類のエキスを見つけ出しました。その研究成果を使用し、現在は頭皮や髪に悩みを持つ人々を、科学的にサポートする化粧品の開発・販売をしています。使用している成分は天然成分なので副作用を気にせず安心して使えます。

 

Question2

柏に本社を置いている理由について教えて下さい。

Answer2

元々茨城県に研究所がありましたが、柏へ移転を決めたのは、交通の便が良いのが理由です。

加えて、柏に住まいを持っている従業員もいましたし。
当社で扱っている製品は"地元産"にこだわっていて、製品の成分である「ビワ」は千葉県産を使用しています。また商品パッケージは柏で制作しているものです。

そして今、柏で研究を進めつつ目指しているのは「千葉県は髪が豊かな人が多いぞ?それはなぜだろう…答えはアドバンジェンを使っているから」という姿です。
柏レイソルなど、柏ではスポーツも盛んに行われているので、頭皮ケアの面から支援していきたいと考えています。

 

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研究所にはこの写真のほかにも多くの機器があり、さらなる製品向上のための研究が行われていました。ここから、また新たに悩める人々を助ける発見があるかも!と考えるとワクワクします。

今回お話を聞いて感じたのは小池さんの人脈の広さと、優しさです。
アドバンジェンはオーストラリアでの知名度が高く、きっかけは差し上げたシャンプーの口コミからであったと伺いました。取材に行った私達も可愛らしいボトルのシャンプーを1本ずついただきました。私の家族で誰が一番早く効果が出るか競争中です。

このブログが、髪に不安を抱く方の希望になればと思います。

 

(執筆)三塚 恵

(撮影)塚原 史子

取材対象企業の基本情報(記事執筆時点)

株式会社アドバンジェン

代表取締役:小池 浩一郎

住所:千葉県柏市柏の葉5-4-6 公益財団法人千葉県産業振興センター 東葛テクノプラザ内

Web:http://www.advangen.co.jp/


東葛テクノプラザ

千葉県が設置し、千葉県産業振興センターが運営する研究開発型企業を支援する施設です。研究室や試験設備の貸付、近年成長が期待される健康医療分野とものづくりを結ぶ医工連携などに力を入れています。

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更新日 2017年2月1日(水曜日)

高齢者や障害者の安心安全な歩行や移動をアシストする製品・サービスの提供

今回お話を伺わせていただいたのは、株式会社モビリカ 代表取締役の小川克也さん。

小川さんは小さいころから起業したかった夢を実現させるために、2014年9月に会社を設立しました。お話を伺っていると小川さんの人柄の良さがすごく伝わってきて、とても楽しい時間でした。モビリカさんの製品を試すことができる千葉県福祉ふれあいプラザ介護実習センターの体験コーナーで実際に試乗もしてきました。

 

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Question 1

なぜ、高齢者の為の歩行器や電動カートの事業を創業しようと思ったのですか?

Answer1

以前、4回ほど、脚の大怪我をしたことがあるのですが、その際に大変移動に苦労をした経験があり、安心安全に移動できる手段の必要性を痛感したのです。人は動物でもあり、外出しないと、歩行障害の発症リスクが4倍、認知症の発症リスクが3.5倍にまで高くなるという傾向があるといわれています。そのため、安心安全に移動できる手段を提供し、外出していただくことで高年齢世代の健康寿命延伸を推進し、ひいては若い世代の将来負担を少しでも減らしたいと考え、この事業をはじめようと思い立ちました。

 

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Question2

なぜ柏で起業しようと思ったのですか?

あわせて、柏で事業を行う上でのメリット、デメリットを教えてください。

Answer2

まず、生まれ育った柏が好きだったからです。儲かる事業ではなかったので、コスト削減の為に自宅で会社経営をしていこうと考えました。未経験だったこともあり、柏商工会議所(※)に相談しながら創業に踏み切りました。地元だったことで、地の利もあり、知り合いもいたので、事業をすすめやすかったです。

柏で仕事をしていて感じるメリットは、行政機関などがコンパクトにまとまった街で効率的に事業ができることです。デメリットは道路事情が悪く、渋滞が多いこと。また、東京のベッドタウンとして発展した街で歴史が浅いため、人のつながりが多くないことがあげられます。人のつながりが少ないため、口コミなどで商品が広まることが少なく、その点が少しでも改善されるともっと私共の商品をより多くの人に使っていただけると考えます。

 

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講習会や販売のアフターケアなど、小川さんの積極的な経営には、とても驚きました。電動カートに試乗してみると、誰でも操作がとっても簡単!しかも歩行アシストロボットは「本日の天気は…」なんて話しかけてくれます。怪我や不調を抱えている方も、必要最低限の移動ではなく、モビリカさんが扱っている商品や短期レンタルサービスを使って、もっと楽しくお出かけしたくなってしまうのではないでしょうか。そして柏の街に、新しい人のつながりが生まれれば良いと思いました。

 

(執筆)塚原 史子

(撮影)辻 大輝

取材対象企業の基本情報(記事執筆時点)

株式会社モビリカ

代表取締役:小川克也

千葉県柏市あかね町10-12

web: http://mobilika.co.jp/


※「柏商工会議所」

柏商工会議所では、創業者をサポートする為、事業計画の作成や融資の受付など、幅広い支援メニューをご用意しています。

http://www.kashiwa-cci.or.jp/keiei/sougyou

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更新日 2017年1月15日(日曜日)

柏からファッションの文化を世界へ!

今回は、Fashion Design Room OKUO の奥尾三紗子さんにお話を聞かせていただきました。

ファッションに対し、また教えることに対して並々ならぬ情熱を燃やしている奥尾さんのお話は、質問をすることを忘れて聞き入ってしまうほどでした。

 

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Question 1
ファッションスクールを始めたきっかけは何ですか?

Answer 1

ファッションの文化を伝えたい、ファッションでコミュニケーションをとりたい、ファッションは人の気持ちを伝える。

そのようなことを発信していきたいという気持ちで始めました。

デッサン、色、パターン、素材、売り方、商品企画やその他諸々をトータルで全て教えてる所は、柏でうちしかないと思います。

 

Question 2
なぜ柏でファッションスクールを始めたのですか?

Answer 2
東京から近いということもありますし、田舎でもなく都会すぎず住みやすいと思ったからです。言葉で伝えるのが少し難しいのですが、柏は「豊かで優しい感じ」、「文化が根付いていく多様性に溢れた土地環境」と直感したからでもあります。

また、以前ファスナーを使った服装のデザインコンテストがあったときのこと。足にサポーターをされている年配の生徒さんから、足の不自由な方でもファスナーを使って動きやすい服のデザインがしたい、と提案を受けたことがありました。また、普段介護の仕事をされている生徒さんから、将来は介護のファッションデザインを始めたいというお話を伺ったこともあります。

こうした発想、アイデアは、柏で仕事を始めてから学んだことです。

 

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今回、奥尾さんのお話を伺って感じたことは、冒頭で述べたように「情熱」の一語に尽きると思います。奥尾さんの親御さんがファッションの専門学校を経営しているということで、お腹の中にいる時からファッションに触れていたというお話も聞かせていただきました。まさにファッション界のサラブレッドと言うべきでしょうか。これからも柏の地で、ユーザー視点に立ったセンスあふれる作品を創り続けていただきたいと思います。

 

(執筆)中嶋広明

取材対象企業の基本情報(記事執筆時点)

ファッションデザインルーム OKUO

代表:奥尾三紗子

千葉県柏市豊住4丁目4-37

web: http://www.geocities.jp/fdrokuo/

お問い合わせ先
広報広聴課 / 電話:04-7167-1175 メールフォーム