更新日令和4(2022)年3月10日

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令和3年度第2回柏市公民館運営審議会会議録

1開催日

令和4年2月21日(月曜日)午後3時30分から午後5時まで

2開催場所

ラコルタ柏(教育福祉会館)4階集会室1・2・3

3出席者

委員

塩谷委員長(議長)、田中副委員長、髙橋委員、前川委員、染谷委員、秋田委員、富田谷委員、一ノ瀬委員、井野口委員

事務局

宮島生涯学習部長、沖本生涯学習課長、田口文化課長、福祉政策課高橋主幹、山岡中央公民館長、同古川主幹、同太田主査、同櫻井主事、同高野山生涯学習専門アドバイザー、同江幡生涯学習専門アドバイザー、同村田生涯学習専門アドバイザー

4報告事項

(1)令和3年度柏市中央公民館事業実施報告(中間報告)

(2)柏市中央公民館利用状況

(3)総合福祉センターの有料化に伴うラコルタ柏の一体的利用について

5審議事項

令和4年度柏市中央公民館事業計画(案)

6会議要旨

報告事項について事務局から説明を行った。その際に表明された主な意見・質問は、次のとおり。

報告事項(1)について

(富田谷委員)事業の募集は、広報かしわにて行うのか。

(山岡館長)事業の周知・広報は、広報かしわへの掲載や柏市HPへの掲載、ちらし・ポスターの公共施設への配架にて行っている。それに加え、ラコルタ柏独自でHPやTwitterを開始しており、そちらでも周知をしている。

(富田谷委員)高齢者の参加率が高く、サロン等もなかなかできない状態で孤立化する高齢者にとっては、何かに没頭する、人と人とが関わるということがとても大事に感じられるので、大変興味がある。

(前川委員)事業のルールが何かあるかと見ていたが、英会話や料理教室、習字などがないのは、例えば民間でよくある事業はやらないなど、何かルールがあって決めているのか。

(山岡館長)講座の企画・実施について、特にルールはない。社会教育はどの分野も関わるため、スポーツ系であっても、文化系であっても、多種多様な講座を計画して実施することができる。ただし、行政で実施するという点では、比較的民間のカルチャースクールのようなもので実施されているものをあえて行政がやる必要はないであろうという考え方も一つある。また庁内他部署がやっている分野はそちらに任せ、どの部署もやっていないところに中央公民館は手を付けるという考えも一つある。もう一つ矛盾する考えだが、色々学習する機会はどの場面であっても良いだろう、学習機会が重複して数が多いこともある程度必要であろうという、これら3つの考えで講座を企画している。今年度から教福連携の建物ということを活かして、教育分野・福祉分野両方の特性が出せるような事業を今後も企画・実施していきたいと考えている。

(前川委員)私はPTAなので、例えば色々な趣味を持っていないお子さんが、英会話や絵、習字など、きっかけがあるとそこから民間に自分で行けるようになれば良いと思うので、そういうきっかけを作ってもらえるととても助かる。

報告事項(2)について

意見・質問なし

報告事項(3)について

(井野口委員)一体化の具体的な目的が少し分かりにくい。

2階を利用するには、改めて登録をして使うのか。具体的には、パソコンでの利用申込など、中央公民館と全く同じような利用の仕方になるのか。

(山岡館長)一体化利用をする目的は、リニューアルする前は1・2階は福祉施設、3~5階は社会教育施設ということで、1・2階は福祉系の団体、3~5階はサークルなど社会教育団体が利用しており、利用者の目的も全く別で、交わることはほぼなかった。リニューアル後は、色々な方々の集いや交流をこの建物で実現していこうという考えになったので、福祉系の団体にも社会教育施設である中央公民館をどんどん使っていただく、そして社会教育施設である中央公民館を使っていた教育系・文化系の団体に総合福祉センターを使っていただき、福祉分野と社会教育分野の人の交流が生まれるのではないかという期待が、一体的利用の大きな目的の一つである。

手続きに関しては、一体的利用を開始するにあたり、今月中に全ての団体に文書で案内をする予定である。そこで1・2階を使っていた団体には3階以上を使う意向があるか、3~5階を利用している団体に1・2階を利用する意向があるかなどを、各団体の意向を聞き、それぞれ今まで使えなかったところを使いたいという団体に関しては、それぞれの登録をもって、事務処理手続きは簡易な形で行いたいと思っている。

(一ノ瀬委員)中央公民館と社会福祉センターのどちらも団体登録をしている場合、そのままでよいのか、一本化になるのか。

(山岡館長)既に登録を両方している団体は、今までどおり両方使うことができる。現在3~5階の利用では、柏市公共施設予約システムを通して予約・利用の手続きができるようになっている。1・2階の利用にはそのシステム開発が間に合わず、別の形態で行う予定である。システムが両方とも入り、一緒に運営することになった際は、登録を一元化し、予約をしやすくしたい。その際は、ご案内を差し上げるようになると思う。

(富田谷委員)1・2階と3~5階は、なぜ無料と有料で分けられたのか。

(山岡館長)教福複合施設ということで始まり、教育分野と福祉分野で分かれていた。当時、一体的な運用を検討した結果そうなっていたのか、検討しないで別の性格の施設だからと分けていたのか、明確な答えは出せない。リニューアル前の2階は、中央老人福祉センターと言い、高齢者施設であった。具体的に言うと、高齢者が無料でお風呂に入れたり、座敷でカラオケができたり、利用料がかからない施設であった。

審議事項について事務局から説明を行った。その際に表明された主な意見・質問は、次のとおり。

(髙橋委員)私ども社会福祉協議会は、主に2階の交流スペース担当し、今年度いくつかの事業を中央公民館と一緒に行った。福祉の観点だけでは見えなかった部分は、教育と一緒に行うことで広がりが出た。多様な年代に利用いただけたことを肌身で実感できた年度であった。そういう意味で、来年度に向かい、特にラコルタ柏交流事業は、一緒に進めたいと思う。またその推進が更なる建物の魅力や多様なかたの利用に繋がればと思う。

(染谷委員)私は専門が書道のため、かつて市の主催により市内近隣センターで書道講座があったが、そういうものをまた考えてほしい。また今年度、地区の青少協からの依頼で、新田原近隣センターにて小学生に書き初め指導を行った。地域の小学生を募集し、クリスマスの時期に10人程度で2時間くらい行った。大変好評で、新田原近隣センターにその作品を1週間ほど飾って、地域の交流になったので、そういう活動を公民館で企画すると、子供たちにとって良い機会になると思う。

(宮島部長)ぜひそういった取組はこちらも協力させていただきたいと思う。ただ、中央公民館で事業を行うということで、ぜひ私どもと協会のお力がどうしても必要なもので、協会のお力をお貸しいただきつつ、目的性や事業の主旨・方向性が市民の皆さんへはっきり伝わるような良いものにできればと思う。

(秋田委員)小学4年生からプログラミングの教科が義務化され、今年は中学校、来年は高等学校、年次ごとに小・中・高と大学も含め、プログラミングの授業が義務化される。私は前から色々やっている。柏市ではないが、小学生を中心に約8か月間、月1回講座を行って、母親が非常に助かったということがあった。“子育て中の母親は、スクラッチというのがどういうものか分からないかたが多い。”というのがアンケートを通じてあったので、そのきっかけを作るため、公民館で、子育て中の母親を中心にしたスクラッチの講座を行うと良いのではないか。恐らく、スクラッチを子供が学校で勉強しても、ご存知ない母親は、子供と会話ができないと思う。入門ということで少しずつ講座やイベントの中で取り入れれば、関心度が高くなると思う。今年度や来年度の事業計画を読み、そういった母親を中心とした活動が少し欠けていると思った。

(山岡館長)IT化が進んでいる状況で、例えば私の子供にスクラッチについて学校で教わったと言われても、言葉が何も出てこない。確かに柏市ではGIGAスクールなどの取組も始まって、どんどんお子様方がITに関する知識を付けている。それを身近な親に聞いても分からないという環境が今後増々起きることを懸念されてのご要望かと思う。今年度は、プログラミングに関しては、2講座実施している。ただこれについては、一番入って来やすい学生・若者のみを対象にしたものであり、またITに関しては、今までパソコン操作のみのパソコン講座を実施してきたが、今年度から講師の協力もいただいて、ようやくスマホ操作に関する講座を始めることができた。そういう意味では、ITについてはどんどん色んな知識が進んでいく状況であるので、それをサポートする形で内容や年齢層、対象等も今後遅れをとらないように講座の企画・実施に反映させていきたいと思う。

(井野口委員)経済格差とか色々な問題があり、ぜひ公的なところで、入門的な講座を行ってほしい。

また後ろで説明いただいているかたの顔が見られない会場の居心地がとても悪いため、次回は顔が見られる会場づくりを希望したい。

(前川委員)中央公民館の講座は集まることが中心だと思うが、中央公民館に離れている子供もいるため、きれいになった中央公民館で設備もしっかりしていると思うので、講座も中央公民館発で、Zoom等の配信でも良いと思うので、離れたところでも利用できるような講座を考えてもらえると嬉しい。

(田中副委員長)全体的に教育福祉会館の名のとおり、以前と違い、公民館と福祉との一体化事業の内容が大変グレードアップし、新しい取組が始まっていると感じた。それを後に繋いでいくような実績も上がり、例えば動画のグループができるなど、成果が上がっていると感じた。交流やコミュニティ形成のきっかけづくりを目的としたものや、地域で活動する人材育成を心掛けているということで、今後もどんどん進めていってほしい。

7傍聴

傍聴者0人

8配付資料

令和3年度第2回柏市公民館運営審議会次第(PDF:54KB)

令和3年度第2回柏市公民館運営審議会資料一覧(PDF:43KB)

資料1.「令和3年度柏市中央公民館事業実施報告(中間報告)」(PDF:492KB)

資料2.「柏市中央公民館利用状況」(PDF:94KB)

資料3.「総合福祉センターの有料化に伴うラコルタ柏の一体的利用について」(PDF:843KB)

資料4.「令和4年度柏市中央公民館事業計画(案)」(PDF:407KB)

お問い合わせ先

所属課室:生涯学習部中央公民館

柏5丁目8番12号(教育福祉会館内)

電話番号:

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